Duke

幼い頃に
打ちのめされて
世の無常に絶望
そんな事すら
きっと関係無しに
世の中は矛盾を貫き通し

気付き始めた
己の無力さを
かみ締める間も無く
叩き潰され
命を投げ捨て
奈落に堕ちれば
世の不条理さに夢見心地

その死は
踏みにじられ
高慢な感情を
押し付けられて

妄想の心にしがみつけばいい

その身体は
傷だらけで
2秒前の純潔さは汚され
侵され果てた
その破片の記憶に
夢を見る間もなく再起動

地平線へ
思いを馳せても
無駄に終わるのが規則らしい
夢を与え夢を奪い取り
理想という形にはめる
世間の不浄さを呪え

その生も
無意味に切り捨て
無意味な崇高さを
押し付けられて

吐き出した意義
接している世界は
きっと矛盾だらけで
それに気付こうともしない
子供が未来を破壊して
残った存在に全て委ねるのさ

妄想の心にしがみつけばいい

妄想の心でしがみつけばいい