そして此処が終わったんだ
その中で僕は見たんだ
僕がスイッチを入れた
その事に
感傷も呵責も無く
あっけないくらいに
僕は終わらせたんだ
だから此処が終わったんだ
その中で僕は見たんだ
その歌が何を伝えても
その事に
僕は何の関心も無いし
それはとても平然と
それを終わらせたんだ
その感傷が
更に傷を深くし
その終焉の先の
破壊され尽くした
瓦礫の街も
僕が其処で何をしようと
それは独り善がりの
ただの記号でしかなく
そして此処が終わったんだ
その中で僕は見たんだ
僕がスイッチを入れた
その事に
感傷も呵責も無く
あっけないくらいに
僕は終わらせたんだ
もしも空が青く澄んで
その破壊された後の世界で
奇妙な清清しさを感じ
僕の目にも
世界が美しく見えたなら
それを破壊する価値は無いだろうか
それを再建する価値は無いだろうか
その連鎖は
きっと祈りの言葉にも似て