嗚呼、我が思念は夢想に消えぬ

笑顔
瓦礫
破片
安住の地
人の顔
硝煙
焼けた土
ふと気付く
そんな反対側の世界

底なし
喜ばしい
しがらみ
果ての無い
破壊の痕
天を睨む
されど美しき
実感の無い世界

他に望む物もない
他に求める物もない
他に希望もない
他に絶望もない
無機質な世界を生きろ
1か0か
それだけを考えて生きろ
望んだところで
何も手に入らない事を
廃墟の上の安住の地で
深く噛み締めよ

だから見えた
その裏側に見えた
底なしの闇と
身を滅ぼす眩しさを伴う
光に包まれ
それが見えた
中間地点の安息と
それに付随する
混沌とした絶望と希望
我が身に宿りし
その意志を抱き

笑顔
瓦礫
破片
安住の地
人の顔
硝煙
焼けた土
ふと気付く
そんな反対側の世界

絶望
希望
俯瞰
手の届く
手の届かない
再生
破壊
安息
それも手に入らない
存在している
反対側を
否定する限り

中間地点の安息と
それに付随する
混沌とした絶望と希望
我が身に宿りし
その意志を抱き

自覚せよ
その世界を構成して
混沌とした絶望も希望も
その全てを自覚せよ

目を開いて闇に目をこらせ