A Paradise Lost
多分
真理とか
信念とか
その対象が
例え神や悪魔であっても
それ以上に
大切な何かが
多分あったんじゃないかと
今ではそう思える
悪い気分じゃない
「それ」は
ほんの数分前に
俺を奈落に突き落とした
「それ」は
ほんの数分前に
反転して
憎悪の対象になった
ここに誰もいない
それも悪くないと
今はそう思える
その過去の
その瞬間に対し
宣戦布告し
牙を剥くとしても
何ら一切の
後悔とか
呵責は無いわけで
それが例え
天に唾吐く様な
愚行だとしても
俺は嘲笑いつつ
汝らの良心を焼き尽くすだろう
例えばさ
大衆の言う所の
「愛」だとか
「恋」だとか
一般的な「概念」だとか
少なからず無価値な
形骸化した論理であると
俺にはそう見える
多分
真理とか
信念とか
その対象が
例え神や悪魔であっても
それ以上に
大切な何かが
多分あったんじゃないかと
今ではそう思える
立ち塞がる
俺はその「概念」を破壊する
結局「それ」しか無かったとしても
「嗚呼それも悪くない」と
今はそう思える
ありがとう妖籃の師よ
俺は今気分がいい