機械に魂は宿るのでしょうか?

攻殻機動隊 Ghost in the Shell

押井守監督作品

電子ネットワ−クが世界を覆い
情報が全てに浸透しても
国家や個人の概念が消滅していない
そんな近未来…

主人公「草薙素子」がリ−ダ−として率いる公安9課
通称「攻殻機動隊」
彼らはサイボ−グの体と電子ネットワ−クを介し
テロリストや政治犯を密かに暗殺する
内閣総理大臣直属の特殊警察組織

ある事件
彼らは詳細不明の第一級テロリストを追っていた
彼は第三者の擬体(この世界の人間は体の一部(あるいは全部)が機械)のコンピュ−タに進入し
まるで人形のように進入した人間を外部から操作する
その手口からついたコ−ドネ−ムが「人形使い」
「彼」はとあるサイボ−グ工場で擬体を不正搾取し
あろうことか己を「生命体」と名乗り公安9課に亡命を要求した…

マトリックスにも通じるこの映画
主人公の草薙素子は全身サイボ−グの為か
自分の人格に常に疑問を持っています

「果たしてこの「私」は「私」なのか?」

誰もが思う疑問なのかもしれません
この映画のサブタイトル
GHOST IN THE SHELL
これは「魂の宿る機械」という意味合いです
現に人形使いはいわゆるAI
にも関わらず確立された個性を持ち合わせていました

…ハッピ−バ−スディ…

誰もが誕生の瞬間を疑問視しているのかもしません
アイデンティティの確立というのは一生涯かけて行う問題です


さぁ…自分が何者なのか言えますか?