No[9]
その静寂よ
その混沌よ
その歓喜よ
ヒトの喜怒哀楽
奇跡に近い
「存在」する事全て
我が神よ憐れみ給え
打ち捨てられた
赤子の悲哀に
目を背ける事なかれ
意義のある
やがて滅びようとも
私はいづれ訪れる
突破した勝者に
福音よあれ
隣人と分かつ
歓喜の唱は
やがて全世界に響き渡り
発信する
人々の嘆きこそ
耳に入らずして
何の為の主張なるや?
我が神よ憐れみたまえ
行く先々において
苦難を歩めど
作りし道の裏側に
刻み込む「何か」を
後世に伝えるが為に…
その静寂よ
その混沌よ
その歓喜よ
ヒトの喜怒哀楽
奇跡に近い
「存在」する事全て
我が神よ憐れみ給え
導かず
救わず
見返りを求めず
この我が信念に
限りなき祝福のあらんことを