世界の終わりに希望を見出すのか?

DEATH TRANCE

2006年 下村勇二監督作品
出演 坂口拓、須賀貴匡、剣太郎セガ−ル、竹内ゆう紀、藤田陽子他

日本に似たとある国
争いの耐えない戦乱の世を送るその国の東願寺
そこで数百年護られてきた「棺桶」
かつて破壊神を封じたその棺桶は寺で厳重に護られてきた

それとは逆に巷では
「東願寺の「棺桶」を西の森で開いた者には一つだけ願いが叶う」
という、噂が流れ始める
その噂を元に棺桶を強奪しようと試みた者は誰一人として帰ってこなかった
そして一人の男「グレイヴ(坂口)」が寺を襲い、棺桶を持ち出してしまう
それを狙う様々な刺客(セガ−ル・竹内)
それぞれの思惑や願いが交錯した戦闘が開始される…

「チャイニ−ズディナ−」ほどではないにせよ
極端に少ないキャストの人数
極端に少ない台詞
某ヴィジュアル系バンドの楽曲に合わせた豪快な戦闘
全体的に暗く重い雰囲気
個人的にはこういう映画好きです

ですけど

ガチで殴り合っているアクションシ−ンは確かに迫力満点でした
しかしながらそれだけスト−リ−が単調になってしまっている
悪く言ってしまえば
「延々と戦闘するだけ」
の、映画になってしまっているように思えます

主人公や他の配役にしても
エンドロ−ルで初めて名前が解るといった感じで
パンフ読みながらじゃないとキャスティングの名前もイマイチ出てきません
※個人的に一番のお気に入りは、野盗の集団にいた双子の剣士
 予告編だけ見ている分には、からくり人形に生首乗った感じに見えました
劇中のBGM・エンディングを担当したバンド
「ディルアングレイ」のPVの延長線上だと思えば…っていう感覚

DVD見たい?と言われるとちょっと…

劇中では銃とかバイクとか出てきて
アメリカ人の「間違った日本感」テイスト満載なんですけど
どうやら監督の狙いだったようです
個人的には
「あくまでそういうティストを含ませ、「別世界」を運出してるのかな?和風に無駄に拘らずに」
とばかり思ってたんですけど、監督に釣られてしまいましたorz

あ、でも双子はやっぱお気に入りだわ(笑)