こんな隣人死んでも嫌だ(殺されるかもだけど/笑)

隣のヒットマン

2000年 ジョナサン・リン監督作品
出演・ブル−スウィリス、マシュ−ペリ−、ナタ−シャヘンストリッジ他

主人公のオズ(マシュ−)はカナダ(多分バンク−バ−?)で歯科医を営む歯医者
先代の借金と、悪女な妻・義母に常日頃から金を毟り取られているが
本人は至って気のいい普通の男
ある日そんな彼の家の隣に引っ越してきたジミ−(ブル−ス)
彼はシカゴのマフィア専属だった元ヒットマン(殺し屋)
ジミ−の正体に気付き最初こそビビるも
次第にその陽気な人間性に友情を感じ始めるオズ
そんなオズはひょんな事からジミ−とシカゴマフィアの闘争に巻き込まれ…

普通殺し屋が登場する映画っていうとどういうの思い浮かべますか?
暗い夜道で黒服
気配を殺しタ−ゲットの鮮やかに暗殺
ニヒルな笑みを浮かべ去っていく
多分そういうイメ−ジじゃないっすか?

あっはっはなめんなボケ!

ジミ−はそういうキャラではなく
本当に底抜けに明るいキャラクタ−です
オズも生真面目さから生じる天然ボケなキャラで
「頼むからシリアスなシ−ン求む!マジで(笑)」
って腹抱えて笑ってた記憶があります自分(笑)

主人公のコミカルなキャラクタ−と、マジメさから来る天然ボケ
それに逐一ツッコミを入れるジミ−
二人のやりとりはまるで漫才みたいで面白い
悪女のカミさんもいい悪女っぷりな味出してるわけで
逆にあそこまで悪っぷりを発揮されるとむしろ気持ちいい感じ
もっとも「こんなカミさん死んでもゴメン」って感じですけど
何しろ殺し屋のジミ−をして
「お前のカミさん最悪だぜ?」と言ってますし
殺し屋にここまで言われる女って…;

ただこの映画面白い事は面白いんですけど
全体を通してまったりしすぎているので
殺し屋の映画につきもののハラハラドキドキ感がそれほど無いです
もしかしたら見てて眠くなるかも
全体的に一本調子でメリハリが無いです
ただそれだけにリアルかもですね
普段のジミ−は普通に生活しててパッと見は殺し屋に見えません
会話のところどころに物騒な単語が出ますけどね
それこそ「ポロ」っと(笑)

シカゴマフィアのボスも
なんていうか喋り方以外は茶目っ気のあるオッサンでして
ボス「俺もこの車持ってるぞ」
オズ「え!?本当ですか?」
ボス「うっそ−ん」
……
………
…………
マフィアのボスが「ウッソ−ン」って;
らしくないらしくない!
全然らしくないよこのオッサン!

オズにしても
カミさんと婆さんがあんな悪女で
隣人は殺し屋で
クリニックの受付の女の子も何故か殺し屋
こんな殺し屋だらけの環境ある意味凄いかも(笑)

とりあえずは一回見てみるのもいいかも
但し2回見ようとは思えない…かな?(笑)