文字は武器だ
テキストサイトについて考える
2002年だったと思う
当時「破壊神の天罰」がそこそこ軌道に乗り始め
色んなサイト管理人さんと出会う機会が増えた時期
ある意味「過度期」だったように思えるそんな時期
俺は一つのサイトに出会う
その名も「侍魂」
今となっては説明の必要もないくらいの超有名サイト
初めて見たときは会社の事務所だったにも関わらず
腹筋押さえて大笑いしそうになった記憶がある
それまでに彼のサイトは
テキストの書き方・表現の仕方・文字の使い方が絶妙だったのだ
個人サイトとしては当時国内最強だったのではないだろうか?
それに影響を受けたのか
別サイト(「ろじぱら」ね)でも指摘されていた事だが
「侍魂模倣サイト」が雨後の竹の子のように出現し始める
黒バックにフォントいじり
何処を見ても似たような外見のサイトが出始めたのはこの時期だったのではないか
うちとて例外ではない
前身サイト「ブレイカ−ズネスト」はまさにその模倣の王道を行っていたのだと思う
それでも「侍魂」から学ぶべき事は多々あった
「いい意味での自虐ネタ」
最近だと芸人の「ヒロシ」がやっているが
己の自虐を可能な限り笑いに転化させ提供する
己のマイナスの部分の使い方を憶えたような気がした
「日々の生活を楽しむ」
上記に繋がるがこれを維持しないと面白いテキストは書けない
少なくとも俺はそう思っている
日ごろの自分の行動を客観的に笑える事が大事なのではないだろうか?
テキストサイトに必要なものは何か?
文章力?
それもある
他者にとって読みやすく、かつ面白味のあるテキストとはかくも難しいものだ
俺にとっても管理人として生涯の課題である
かと言って、毎日ネタ探しばかりしてるわけにもいかない
ちょっとでいいんだと思う
インスピレ−ションとでも言うのだろうか?
例えばニュ−スを見る
新聞の行間を見るが如く、少し斜めから見てみると違ったものが見える
「あれ?これってこう考えると面白くね?」
ぶっちゃけ件の姉歯氏の事件において
「かの一級建築士、頭髪も偽装か!?」という記事が週刊誌に出たが
これもそういう事じゃないかと今は思う
面白い事は日々の生活の中にこそある
それに対し自分なりの味付けを施す事によって
オリジナリティのある面白いテキストが書けるのではないだろうか?
それを積み重ねる事によってサイト自体も自分色を帯びてくる
少なくとも俺はそう考えている
俺にサイト管理者の道を踏み出させた人物は
「サイトは己の城」
と称した
なるほど…そういうものだろう確かに
サイトを作ったばかりの頃は新築の家の如くちょっと違和感があるものだ
だがそこに内装を施しインテリアを飾り日々生活する事によって
「自分の城」たる実感が沸いてくるのだろう
テキストサイトの話ではないが
低年齢層の作るサイトには「副管理者」なるものがいる
一つ心配なのだが
こういう人たちはメインの管理者としっかりディスカッションしているのだろうか?
各々が好き勝手に自分の色を持ち込んではいないだろうか?
自分の家や部屋に他人があがりこんで
好き勝手に改装させられてしまう
これをどう思うか考えた事があるだろうか?
テキストサイトは95%の文章力と5%の発想力で無限に広がる
ペンは剣よりも強いのだ
ロ−マは滅びても本は生き残ったのだ
己の文章を武器とするテキストサイトをまがりなりも運営している己が
まず色々な事を理解していかねばならない
改めて「これはそういう世界だ」と実感できた